みんなと同じじゃないと不安になるときに
幼稚園の頃、工作で紙粘土のウサギを作りました。
私は大好きな緑色でウサギを塗りました。
ところが家に帰ると、母に言われたのです。
「なんで、あんただけ緑なの?」
他の子はほとんどピンク。 黄色が少し。 緑は私だけ。
怒られたわけではないのに、
ちょっとショックだったのを覚えています。
大人になって思うのは、 あのとき母は、
人と違う事をする私が心配だったのだろうということ。
緑も変かもしれないけど、ピンクだって、
そんなウサギは実在しないのに…。
子どもは早い段階で学びます。
「みんなと同じなら安心」 「ピンクなら間違いない」 そんな空気を。
もちろん、歩調を合わせることには良い面もあります。
でも、それが強くなりすぎると、 自分の色を出すことが怖くなる。
みんなが手を挙げているから賛成する。
ママ友ランチで全員同じものを注文する。
職場の空気を読んで、有休を使いづらくなる。
そんなふうに、“自分”を閉じ込めてしまうこともあります。
もし今、 周りに合わせることに疲れているなら、
一度だけ立ち止まってみませんか。
「私はどうありたいんだろう?」
自分に問いかけてみる。
緑のウサギを選んだあの頃の私のように、
自分の色を取り戻しても、いいのかもしれません。
そして、どんな色のウサギでもかわいがってもらえるような、
いつかそんな社会になるといいな、と思っています。

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