気持ちが伝わらない関係のつらさ ― カサンドラ症候群のこと

家族といるとき、こんなことを感じていますか。

・話が通じない
・共感されない
・気持ちを理解してもらえない
・話を聞いてくれない
・いくら話し合ってもムダ

夫やパートナーとのこのような状態によって、
無気力や不眠、慢性的ストレスなどの
身体的・精神的な症状が表れることがあります。

これをカサンドラ症候群といい、
広い意味では夫婦以外に使われることもあります。

医学的な診断名ではありませんが、
近年よく耳にするものです。

どちらが正しいか・正しくないか、ではないのですが、
相手の発達特性により生じるすれ違いが、
このような症状やしんどさを引き起こすケースもあります。

こういったケースでは、
相手が仕事面では優秀だったり、
「家族ってそんなものだよ」と
友人から言われたりすることで、
周囲からの理解が得られず、孤独感や無力感に、
押しつぶされそうになる人もいます。

気持ちが伝わらない関係は、
日常の中で少しずつ心を削っていきます。

まずは、抱えてきたしんどさを言葉にしてみること。
信頼できる人や専門機関に相談することは、
ご自身の生活を守るための大切なステップになります。

相手との関係を、また、あなた自身を守るため、
どうかその一歩を、踏み出してみてください。

カウンセリングでできることと、これから

カウンセリングではまず、
どんな場面でしんどかったのかを、
ゆっくりと確かめていきます。

日常的に感じてきたつらさを、
安心できる場所で少しずつ外に出していくこと。
それが最初のステップです。

そして、
・本当はどうしてほしいのか
・どんな関係なら安心できそうか
こうした“あなた自身の軸”を一緒に探していきます。

さらに、相手(の特性)に対する理解を深め、
話し合いの場について考えていきます。

相手の感じ方や特性を理解することで、
すれ違いの理由が少しずつ見えてくることがあります。

場合によっては、相手とのカウンセリングの場を、
おひとりずつ、または一緒に持つことも検討します。

家族やパートナーとの関係は、
相手を変えようとするのではなく、
あなたの感じ方や受け止め方を変えていくことで、
気持ちが楽になることもあります。

カウンセリングは、心のうちを解放できる場所です。
そのうえで、これからできることを、
一緒に考えていきましょう。

ゆっくりかもしれませんが、
そこから“自分を軸にした時間”が始まっていきます。

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