喪失の痛みとともに生きているあなたへ

忘れられないまま時間が過ぎていく──

そんな思いを持ち続けている方に向けて、綴ります。
大切な人との死別を経験したあとは、
外の世界はいつもどおり動いているのに、
自分の心だけが取り残されたように感じることがあります。
静かな家の中が白黒の世界に見えたり、
生活の中に面影を見つけたり、
時計の針は進んでも、ふと瞬間にあの時へ戻ってしまう。

「時間が経てば楽になる」と言われることもあるけれど、
実際には、時間が経つほど苦しくなる人もいます。
一年経っても、十年経っても、思い出が急に押し寄せてくることがある。

それは、心の弱さではありません。前に進めていないわけでもありません。

ただ、それだけ大切な人がいたということ。
忘れられないのは、 その人と過ごした時間があなたの中で、
とても大きな意味を持っているからです。

胸がざわざわしたり、痛んだりするのは、
その人が確かにこの世界にいた証でもあります。
だから、無理に忘れようとしなくていい。
忘れられないままで、生きていっていい。
今日も、明日も、これからも。

 

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