不安に目を向けると

先日、わが家の茶トラ猫の様子がおかしくなりました。
ご飯も食べず、水も飲まなくなり、
いろいろ心配な症状が出てきたのです。
猛暑のあと急激に冷え込んだ日があったから、
体調を崩したのかもしれません。
家でできることをしたら少し良くなりましたが、
休み明けを待って病院に連れていきました。
診察台に載せられると、緊張?
しっぽに力が入って、内側にクルンとなります。
いつものことながら、笑っちゃう。
検査や診察の結果、鼻の炎症らしいとのこと。
重病ではなく、心配していた腎臓の値もまずまず、
薬も出してもらい、安心しました。
不思議なことに、茶トラは帰宅すると、
ごはんをモリモリと食べ、急に活動的になりました。
あんなに食欲がなかったのに。
その姿を見てこんなことを思いました。
人間はわからないことに対して、不安を感じることがあります。
それが心身に大きく影響することもあります。
一方で、その正体や原因がハッキリすると、
心がスッとしたり、ホッとできたりする場合も。
すべてが安心につながるわけではありませんが、
“わからないもの”に振り回されることはなくなります。
具体的な対策を考えることもできます。
ちょっとでも、前に進むきっかけになると思うのです。
そこで役立つのが言語化です。
例えば不安を感じたら、誰かに話してみる、紙に書いてみる。
言葉にすることで少しずつ霧が晴れ、
不安の元や正体がだんだん見えてきます。
“なんとなく”から“たぶん”に変わるだけでも効果的。
今回の件は、獣医さんに話すことで不安が解消されました。
茶トラも「心配ない」ことを、雰囲気から感じ取ったのかもしれません。
それで「なんか調子悪い」から「なんか調子戻ってきた」に変わったのでしょう。
“わかる” “気づく”って、すごい力になるんですね。
猫が身をもって教えてくれました。
*言語化は、カウンセリングでも見られるプロセスです。
難しいようなら、一緒にやってみましょう。
投稿者プロフィール

- くれたけ心理相談室(高崎支部)心理カウンセラー
-
オンラインや群馬県吾妻郡内・高崎駅周辺を拠点に心理カウンセリングを承っております。生きづらさ、別れ、ペットロス、家族・人間関係、人格ほか、あらゆるご相談に対応させていただいております。詳しいプロフィールはこちらです。
現在のご予約状況はこちらです。
最新の記事
コミュニケーション2025年9月2日話し合い? 聞き合い?
ストレス2025年8月31日「怒ってない」をよそおった結果
家族2025年8月27日忘れていた1万円が出てきた~後編~
家族2025年8月25日忘れていた1万円が出てきた~前編~