そんなに不快に思っていたなんて

むかし働いていた職場でのことです。

新人の方が入ってきました。
ちょっと話してみたら、
ある芸能人にとても似ていると思いました。

 〇〇に似ていますね。

返ってきた返事は意外なものでした。

 あ~、あの人、私、好きじゃないんですよね

ピシャリ。まあまあ、ぶっきらぼうに。
またその話ですか? とでも言いたげに。

うわ~、やってしまった! と焦り、
私はその後、どう対応したか覚えていません。

その芸能人とは元アイドルのことで、
よくテレビにも出ていて
私はかわいいと思っていたのですが、
本人は不快に感じたようです。

以来、「〇〇に似ているね」には気をつけています。

信頼関係ができている人にはいいかもしれないけれど、
そうでない相手には、不用意に言わないほうがいい。

でも、その発言が完全にNGだとは思わないんです。

相手や状況次第ではあるし、
そういうことは自分で経験しないと身に染みない。

その新人さんが正直な気持ちを言ってくれたことも、
私はよかったと思っています。

やっぱり生のコミュニケーションて大事なんですよね。

それから数年後、私自身が同じような経験をしました。

ちまたでイケメンとは認知されていない俳優の名前を挙げて、
あまり親しくない人から言われたんです。

 ご主人〇〇に似てるね。いやあ、似てる似てる 

……不快でした。

あのときはごめんね、新人さん。

投稿者プロフィール

高瀬 和枝
高瀬 和枝くれたけ心理相談室(高崎支部)心理カウンセラー
オンラインや群馬県吾妻郡内・高崎駅周辺を拠点に心理カウンセリングを承っております。生きづらさ、死別、ペットロス、家族・人間関係、人格ほか、あらゆるご相談に対応させていただいております。詳しいプロフィールはこちらです。
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